コンテンツにスキップ

裁判所と三権分立

民主政治と選挙・政党・世論のしくみ、国会・内閣・裁判所の役割と、三権分立による権力の抑制と均衡を、図と資料で確かめる。

このLessonでできるようになること

  • 裁判所のしくみと三審制を説明できる
  • 民事裁判と刑事裁判のちがい、裁判員制度を説明できる
  • 三権分立のしくみと目的を説明できる

前に習ったこと

問題を読み込んでいます…

基本を理解する

裁判所

裁判所は司法権をもち、三審制をとっています。

三審制 判決に不服があるとき、第一審から第二審へ控訴し、第二審から第三審へ上告できる。最高裁判所が最終の判断をする。 最高裁判所 第三審 高等裁判所 第二審 地方裁判所 第一審 控訴 上告 (簡易・家庭裁判所が第一審のこともある)
三審制

裁判には民事裁判と刑事裁判があります。2009年からは裁判員制度が始まりました。裁判所は違憲審査権をもっています。

三権分立

三権分立によって、権力が1つの機関に集中しないようにしています。

三権分立 国会(立法権)・内閣(行政権)・裁判所(司法権)が、たがいに抑制し合い、つり合いを保つしくみ。A:内閣総理大臣の指名・内閣不信任の決議。B:衆議院の解散・国会の召集。C:最高裁判所長官の指名・裁判官の任命。D:命令・規則・処分の違憲(違法)審査。E:弾劾裁判所の設置。F:法律の違憲審査。 国会(立法) 内閣(行政) 裁判所(司法) 国民 A B C D E F A:内閣総理大臣の指名・内閣不信任の決議 B:衆議院の解散・国会の召集 C:最高裁判所長官の指名・裁判官の任命 D:命令・規則・処分の違憲(違法)審査 E:弾劾裁判所の設置 F:法律の違憲審査 国民 → 国会:選挙 国民 → 内閣:世論 国民 → 裁判所:最高裁判所裁判官の国民審査
三権分立のしくみ

例題

三権分立の目的

国の権力を3つに分けているのはなぜか。

解き方

権力が1つの機関に集中すると、権力が乱用されて国民の自由や権利が侵されるおそれがあるので、3つの機関がたがいに抑制し合い、つり合いを保つようにするため。

自分でやってみる

問題を読み込んでいます…

間違えやすいポイント

「最高裁判所だけが違憲審査権をもつ」

違憲審査権はすべての裁判所がもつ。最終的に判断するのが最高裁判所(憲法の番人)。

「裁判員制度は民事裁判にも参加する」

裁判員制度は、重大な刑事裁判の第一審に参加する。

まとめ

確かめること できること
1 裁判所のしくみと三審制を説明できる
2 民事裁判と刑事裁判のちがい、裁判員制度を説明できる
3 三権分立のしくみと目的を説明できる

理解度チェック

問題を読み込んでいます…

このページの用語

裁判所(さいばんしょ)
法にもとづいて争いを解決する司法権をもつ機関。最高裁判所と下級裁判所(高等・地方・家庭・簡易裁判所)がある。 くわしく見る
三審制(さんしんせい)
1つの事件について3回まで裁判を受けられるしくみ。第一審の判決に不服なら控訴、第二審の判決に不服なら上告できる。 くわしく見る
民事裁判と刑事裁判(みんじさいばんとけいじさいばん)
民事裁判は、お金の貸し借りなど個人や企業の間の争いの裁判。刑事裁判は、犯罪について、検察官が被疑者を被告人として起訴して行う裁判。 くわしく見る
裁判員制度(さいばんいんせいど)
2009年に始まった、国民の中からくじで選ばれた裁判員が、裁判官といっしょに重大な刑事裁判の第一審に参加する制度。 くわしく見る
違憲審査権(いけんしんさけん)
法律や命令などが憲法に違反していないかを判断する権限。すべての裁判所がもち、最終的に判断する最高裁判所は「憲法の番人」と呼ばれる。 くわしく見る
三権分立(さんけんぶんりつ)
国の権力を立法権(国会)・行政権(内閣)・司法権(裁判所)に分け、たがいに抑制し合い、つり合いを保つことで、権力の集中と乱用を防ぐしくみ。 くわしく見る

次に進もう

このページの目標に全部チェックがついたら、次へ進もう。

民主政治と三権分立の単元ページ →