LESSON 3 / 3
日本の天気と気象災害¶
気象要素と観測、圧力と大気圧、湿度と雲のでき方、前線と天気の変化、日本の天気と気象災害を、データと天気図から読み取る。
このLessonでできるようになること¶
- 日本付近の気団と、季節ごとの天気の特徴を説明できる
- 偏西風・季節風・海陸風と海洋の影響を説明できる
- 気象がもたらす恵みと災害を、天気の変化と結び付けて説明できる
前に習ったこと¶
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基本を理解する¶
大気の動き¶
- 偏西風:日本付近の上空を、西から東へ1年中ふく風。低気圧や高気圧が西から東へ移動するので、天気はおよそ西から東へ変わる。
- 季節風:大陸と海洋のあたたまり方のちがいでふく風。冬は大陸に高気圧ができて北西の季節風、夏は海洋に高気圧ができて南東の季節風。
- 海陸風:晴れた日の昼は陸があたたまって上昇気流が起こり、海から陸へ海風。夜は逆に陸から海へ陸風。
- 等圧線の間隔がせまいところほど、風は強い。風は高気圧から低気圧へ向かってふきだす。
地球の大きさに比べて、大気の層はとてもうすく、天気の変化はその中で起こっています。
日本付近の気団と季節の天気¶
| 季節 | 気圧配置・気団 | 天気の特徴 |
|---|---|---|
| 冬 | 西高東低(シベリア気団) | 日本海側は雪、太平洋側は乾いた晴れ |
| 春・秋 | 移動性高気圧と低気圧が交互に通過 | 天気が周期的に変わる |
| つゆ(梅雨) | オホーツク海気団と小笠原気団の間に停滞前線 | 雨やくもりの日が続く |
| 夏 | 南高北低(小笠原気団) | 蒸し暑い晴れの日が多い |
冬の北西の季節風は、比較的あたたかい日本海で水蒸気をふくみ、山脈にぶつかって上昇するので、日本海側に多くの雪を降らせます。山をこえた太平洋側は乾いた風になります。
台風は、熱帯の海上で発生した熱帯低気圧が発達し、中心付近の最大風速が約 17 m/s 以上になったものです。前線をともないません。夏から秋に日本に近づき、偏西風に流されて進路を北東へ変えることが多いです。
気象の恵みと災害¶
| 恵み | 災害 |
|---|---|
| 雨や雪が水資源になる(ダム・地下水) | 大雨による洪水・土砂災害 |
| 季節の変化が農業や観光を支える | 台風の強風・高潮 |
| 冬の雪が春の雪どけ水になる | 大雪・なだれ |
災害に備えるには、気象情報やハザードマップを確かめ、早めに避難することが大切です。
例題¶
冬の天気を説明しよう¶
冬に日本海側で雪が多くなるのはなぜか。
解き方
シベリア気団からの冷たく乾いた北西の季節風が、日本海の上で水蒸気をふくむ。日本の山脈にぶつかって上昇し、雲ができて日本海側に雪を降らせる。
自分でやってみる¶
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間違えやすいポイント¶
「季節風と偏西風を同じ風と考える」¶
偏西風は上空を1年中西から東へふく。季節風は冬と夏で向きが変わる地上付近の風。
「昼の海岸では陸から海へ風がふく」¶
昼は陸の方があたたまりやすく、海から陸へ海風がふく。
まとめ¶
| 確かめること | できること |
|---|---|
| 1 | 日本付近の気団と、季節ごとの天気の特徴を説明できる |
| 2 | 偏西風・季節風・海陸風と海洋の影響を説明できる |
| 3 | 気象がもたらす恵みと災害を、天気の変化と結び付けて説明できる |
理解度チェック¶
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