LESSON 2 / 3
2点間の距離¶
座標平面上の2点を結ぶ線分は、横と縦の線を加えると直角三角形の斜辺になります。三平方の定理を使うと、2点間の距離が求められます。
この単元でできるようになること¶
- 2点を結ぶ線分を斜辺とする直角三角形をつくれる
- 2点間の距離を求められる(座標に負の数があっても求められる)
- 3点の距離をくらべて、三角形の種類を判定できる
- 距離の条件から座標を求められる
前に習ったこと¶
始める前に、次の問題が解けるか確かめよう。
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基本を理解する¶
考え方:三平方の定理を座標平面で使う¶
座標平面上の2点 \(A(x_1,\ y_1)\)、\(B(x_2,\ y_2)\) の距離は、直角三角形を作って三平方の定理を使うことで求められる。
点 H を \((x_2,\ y_1)\) にとると、\(\triangle AHB\) は直角三角形になる。
- AH(横の長さ)\(= x_2 - x_1\)
- HB(縦の長さ)\(= y_2 - y_1\)
- AB(斜辺)\(= ?\)
三平方の定理 \(AB^2 = AH^2 + HB^2\) より:
2点間の距離の公式
2点 \(A(x_1,\ y_1)\)、\(B(x_2,\ y_2)\) の距離は
注意
- \(x_2 - x_1\) と \(y_2 - y_1\) はどちらが引かれる側でも 2乗するので符号は関係ない。
- \((x_1 - x_2)^2 = (x_2 - x_1)^2\) が成り立つ。
例題¶
例題1 基本的な2点間の距離¶
2点 \(A(1,\ 2)\)、\(B(4,\ 6)\) の距離を求めよ。
解答
\(x\) の差:\(4 - 1 = 3\)
\(y\) の差:\(6 - 2 = 4\)
例題2 座標に負の数が含まれる場合¶
2点 \(P(-2,\ 1)\)、\(Q(4,\ -3)\) の距離を求めよ。
解答
\(x\) の差:\(4 - (-2) = 6\)
\(y\) の差:\(-3 - 1 = -4\) → 2乗すると \((-4)^2 = 16\)
マイナスが出ても大丈夫
差が負の数になっても、2乗するので必ず正の値になる。
例題3 平行移動しても距離は同じ¶
2点 \(A(0,\ 0)\)、\(B(3,\ 4)\) を結ぶ線分の長さと、\(A(1,\ 3)\)、\(B(4,\ 7)\) の距離をそれぞれ求めよ。
解答
① \(O(0,0)\)、\(B(3,4)\)
② \(A(1,3)\)、\(B(4,7)\)
\(x\) の差:\(4 - 1 = 3\)、\(y\) の差:\(7 - 3 = 4\)(①と同じ差!)
2つの線分の長さは等しい。平行移動しても距離は変わらないことがわかる。
例題4 3点が与えられた場合¶
3点 \(A(2,\ 1)\)、\(B(6,\ 4)\)、\(C(2,\ 7)\) について、次の問いに答えよ。
(1) \(AB\) の長さを求めよ。
(2) \(BC\) の長さを求めよ。
(3) \(\triangle ABC\) はどんな三角形か答えよ。
解答
(1) \(AB\) の長さ
\(x\) の差:\(6-2=4\)、\(y\) の差:\(4-1=3\)
(2) \(BC\) の長さ
\(x\) の差:\(2-6=-4\)、\(y\) の差:\(7-4=3\)
(3) \(CA\) の長さ
\(x\) の差:\(2-2=0\)、\(y\) の差:\(1-7=-6\)
\(AB = BC = 5\)、\(CA = 6\) なので、\(\triangle ABC\) は 二等辺三角形。
自分でやってみる¶
解いたら「答えを確認」で確かめよう。
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まとめ¶
2点間の距離のポイント
| 内容 | 内容 |
|---|---|
| 公式 | \(AB = \sqrt{(x_2-x_1)^2+(y_2-y_1)^2}\) |
| 符号の扱い | 差が負でも2乗するので問題なし |
| 原点からの距離 | \(\sqrt{x^2+y^2}\)(\(x_1=y_1=0\) の特殊ケース) |
| 応用 | 3点の距離を比べて三角形の種類を判定 |
| 発展 | 距離 \(= k\) の条件から座標の値を逆算 |
理解度チェック¶
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