LESSON 2 / 2
EU の統合と課題¶
ヨーロッパ州の自然環境(偏西風・北大西洋海流)と文化、EU による統合の歩みと、その成果と課題を、地図と資料で確かめる。
このLessonでできるようになること¶
- EU が結成された目的と、統合の内容を説明できる
- EU の統合による産業の変化を説明できる
- EU がかかえる課題(経済格差など)と、環境への取り組みを説明できる
前に習ったこと¶
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基本を理解する¶
EU の統合¶
ヨーロッパの国々はEU(ヨーロッパ連合)をつくり、国境をこえて人・もの・お金が自由に行き来できるようにしてきました。
- 加盟国の間では関税がかからない
- 多くの国の間で、パスポートなしで国境をこえられる
- 多くの国で共通通貨のユーロを使う
工業でも、航空機の国際分業のように国をこえた協力が進んでいます。
課題¶
あとから加盟した東ヨーロッパの国々と西ヨーロッパの国々の間には、EU の経済格差があります。仕事を求めて東から西へ移り住む人が多く、受け入れ方をめぐって意見が分かれています。2020年にはイギリスの EU 離脱が起こりました。
環境への取り組み¶
国境をこえて広がる酸性雨などの問題に、国々が協力して取り組んでいます。再生可能エネルギーの利用も進んでいます。
例題¶
EU の統合のよい点¶
EU の統合で、加盟国の人々のくらしはどのように便利になったか、2つあげよう。
解き方
パスポートなしで国境をこえて、ほかの国に通勤・旅行できる。共通通貨のユーロを使えば、両替をしなくても買い物ができる(関税がなく、ほかの国の商品が安く買えるでもよい)。
自分でやってみる¶
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間違えやすいポイント¶
「EU のすべての国がユーロを使う」¶
ユーロを使わない加盟国もある(スウェーデン・デンマーク・ポーランドなど)。
「スイスやノルウェーも EU の加盟国」¶
スイスとノルウェーは EU に加盟していない。
まとめ¶
| 確かめること | できること |
|---|---|
| 1 | EU が結成された目的と、統合の内容を説明できる |
| 2 | EU の統合による産業の変化を説明できる |
| 3 | EU がかかえる課題(経済格差など)と、環境への取り組みを説明できる |
理解度チェック¶
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このページの用語¶
- EU(ヨーロッパ連合)(いーゆー)
- ヨーロッパの国々が、経済や政治で統合を進めるためにつくった組織。1993年に発足し、2024年現在27か国が加盟している。 くわしく見る
- ユーロ(ゆーろ)
- EU の多くの国で使われている共通の通貨。両替をしなくても、国をこえて買い物ができる。 くわしく見る
- 航空機の国際分業(こうくうきのこくさいぶんぎょう)
- EU の国々が協力して航空機をつくるしくみ。各国の工場で部品をつくり、フランスのトゥールーズなどで組み立てる。 くわしく見る
- EU の経済格差(いーゆーのけいざいかくさ)
- EU では、西ヨーロッパと、あとから加盟した東ヨーロッパの国々の間で、収入の差が大きい。 くわしく見る
- イギリスの EU 離脱(いぎりすのいーゆーりだつ)
- イギリスは、2016年の国民投票の結果をうけて、2020年に EU から離脱した。 くわしく見る
- 酸性雨(さんせいう)
- 工場や自動車の排出ガスがとけこんだ、酸性の強い雨。森林をからしたり、建物をとかしたりする。偏西風で国境をこえて広がる。 くわしく見る
- 再生可能エネルギーの利用(さいせいかのうえねるぎーのりよう)
- ヨーロッパでは、風力・太陽光など、くり返し使えて二酸化炭素を出さないエネルギーの利用を進めている。 くわしく見る
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